2017年 01月 19日
コラム『スエードのお話~母ちゃんはバックスキンって呼んでた』
こちらではサイトに掲載された古いブログの再掲載をピックアップして掲載しております。
皆さんスエードの靴ってお履きになりますか?『手入れが面倒そう』だとか『雨に弱そう』とか良からぬ評価を与えられている悲しい素材ではありますが、はたして実際はどうなのでしょうか?今回はそんなスエードのお話です。。。
まずはスエードの定義から見てみましょう。副題にも書いてありますが、昔の方々は良く『バックスキン』と呼んでいました。これ実は日本だけの呼び名でして、英語にするとBuck Skinとなります。Buckは牡鹿と言う意味なので、正しくは鹿革のことなんです。恐らく『Buck(牡鹿)』を『Back(裏側)』と取り違えたものだと思われます。。。ディア・スエード(鹿革のスエード)のことならあってるんですけどね。。。(;^_^A
スエードとは牛や山羊、羊、鹿などの革の裏側をバフ(擦って起毛させること)した素材のことを言います。因みにキメが荒く、毛足が長い物をベロアとも呼びますが、一般的にはそれも含めて起毛した裏側の事を総じてスエードと呼びます。スエードによく似たものでヌバックと言うものもありますが、こちらは革の表面をバフしたもので、スエードに比べると毛足がかなり短いのが特徴です。

その歴史は古く、何時、何処で使われ始めたかは良く分かっていません。スエードと言う名前自体は昔スウェーデンはで考案された裏革製の手袋がフランスで流行ったことから、それにちなんでスウェード、スエードと呼ばれるようになったようです。近年では手袋以外にも衣服や、もちろん靴にも使用されています。
有名な英国クラークス社のデザートブーツなどが代表する通りスエードはカーフに比べるとカジュアル趣向の強い素材です。ですが、近代最高の洒落者の一人ウィンザー公がスーツの足元にスエード靴を履いたことで一般にも広まり、現在ではビジネスシーンでも見られるようになってきています。







最後にBROSENTのスエード靴のオーダー例をいくつか紹介したいと思います。カーフと見比べるとその雰囲気の違いが良く分かると思います。
是非オーダーの参考にしてみて下さい!


標準価格74,000円(税抜)が。。。
チャールズ・F・ステッド(英)のスエードにすると。。。8,000円(税抜)価格が下がります。
更に国産のスエードなら。。。15,000円価格が下がります。
オーダーに関する詳しいことをお知りになりたい方はサイトをご覧ください!
https://www.brosentshoes.com/brosent%E3%81%AE%E9%9D%B4/
ではでは!