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こんにちは、BROSENTの清水です。
本日は実際にあった染替えのお話です。
染替えは店舗へお持ちいただく以外に、郵送でも承っております。
その場合はメールにてコンタクトを取って頂いております。
で、そんなある日、何時ものようにメールを開くとこんなご依頼が。。。

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『黒の≪●▲■●▲■≫(名前は伏せさせていただきますね)のリジェクト品(何らかの問題がある商品)を買ったんですが、汚れ落しを使うと黒が落ちて困ってます』とのこと。
『ん?黒が茶色になる?』。
確かにリムーバーなどを使うと仕上げのクリームなどが落ちる事がありますが、黒の革の地は黒のはず。。。
と言う事でお写真を送ってもらいました。
それが上の写真です。

なるほど!!

これおそらく元々は茶色の靴だったんですね。
で、何らかの不良があり、勿体ないからリジェクトで売ろうと。
で、どうせ売るなら売りやすい黒にしちゃえ!
と言う事で茶の上から黒の顔料吹付た、と言う事だと思います。

これは酷い!!(@ ̄□ ̄@;)!!

お話を詳しくお聞きしていないので、どちらで買われたのかは分かりません。
なのでメーカーでやったのか、販売店がやったのかは分かりません。
ですがどちらにしてもやっちゃダメなやつです。。。
そんなこんなでお靴到着しました。
基本的に凄く良い靴です。
どの位良いかと言うと。。。

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キチンと丸みを帯びたヒールカップ。
ハイシャインをかけてあるので分かりにくいですが、革自体も申し分ありません。
シームレスバックと言って縫い目のない仕様は超高級靴で使われる仕様です。

『茶色で売れば良いのに。。。(T_T)』と私と本間君。。。

特にひどかったのが羽根部分。

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黒剥げちゃってます。。。
と言う訳で、本間君登場です!!
まずは一旦顔料を落として。。。
因みに黒に染める場合黒の染料をひたすら入れてもダメだそうです、本間君曰く。
どうするかは企業秘密です。( ̄ー ̄)ニヤリ

で完成したのがこちら。

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何とか無事真っ黒になりました!!
BROSENTの染替えなら染料で中まで染め抜くので、剥げてくることはありません。
お客様にもご満足いただけたのではないでしょうか?

皆さんもお靴を買う場所とか気を付けましょうね~!!

by brosent | 2019-11-24 19:04 | ビジネスファッション

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こんにちは、BROSENTの清水です。
皆さんゴッホはご存知ですね。
フィンセント・ファン・ゴッホ、1853年オランダ南部のズンデルトと言う町生まれた後期印象派を代表する画家の一人です。
生涯で2,000作以上の作品を残したにも関わず、存命中にはたったの1枚しか売れなかったと言う不世出の画家でもありました。
そのゴッホにBROSENTが誇る名職人、本間先生が挑んじゃいました!!
と言うのが本日のお話です。

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ゴッホと言えばフランス南部アルルに住んでいた時代の明るい作品、『ひまわり』や『アルルの跳ね橋』、『アルルの寝室』、あと私の好きな『夜のカフェテラス』が有名ですね。

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その後ゴッホはゴーギャンとの共同生活、有名な耳切事件を経て、病院や療養所での生活を余儀なくされます。
そんな中サン-レミの療養所で生活している時に描いた作品に『星月夜』という作品があります。

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この頃のゴッホの作品は物を湾曲していたりとかなり象徴的な作風となっています。
天才と狂気の狭間、と言ったところでしょうか?

そしてここBROSENTにとんでもない依頼が舞い込みます!!
『星月夜』のような靴が欲しい!!


はいはい!お任。。。。。。。。。はぁ~~~~~~~~!?(@ ̄□ ̄@;)!!


清水『面白そうですね~!!やりましょう!やりましょう!』
本間『。。。。。。。。。。。(-_-)』

と言うこと(?)で受けてみました。
相談の結果ベースは月や星を表すゴッホ絵画の特徴でもある黄色はカーフの染めで、空を表すブルーはスエードで表現することにしました。

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製甲を行う前にカーフを黄色に染色し、合体!!
ここから仕上げに入ります。

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う~ん。。。『星月夜』に比べると大分すっきりした感じですね~。。。
これを描いた当時パトロンでもあった実弟のテオが『これまでなかったような色彩の迫力があるが、どうも行き過ぎている。むりやり形をねじ曲げて象徴的なものを追求することに没頭したりすると、頭を酷使して、めまいを引き起こす危険がある。』とフィンセントを心配したそうです。
なのでここは思い切りが大事!!
先生!ここはもっと色を重ねちゃいましょう!!
ゴッホの絵の最大の特徴は絵具を重ねに重ねたボリューム感です!!
いっちゃいましょう!!

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と言う事で黄色の上に青数色を塗り塗り。。。

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で!完成しました!!

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如何ですか?
かなりの完成度だと思うのですが。。。
試しに一緒にお作り頂いたベルトを『星月夜』に重ねてみると。。。

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どこにベルトがあるか分かり。。。ますね、さすがに。
ただかなり良い線いっていると思いませんか!?

と言う訳で、本間先生見事ゴッホの再現成功(?)しました!!
まぁご本人は『二度とこんな依頼は嫌だ。。。(T_T)』と仰っていましたが。。。(笑)

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by brosent | 2019-11-17 18:44 | ビジネスファッション

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BROSENTの染替えの最大の特徴は≪染料≫を使う事にあります。
≪染替え≫をメニューにしているところは多々ございますが、その多くは≪顔料≫による仕上げです。
≪顔料≫とは簡単に言うとペンキ、吹付のようなものです。
全面べた塗りなので時間もかからず、技術的にも簡単なのがその理由だと思います。
一見ムラなく染まって綺麗なんですが、これ弱点があります。
履いている内に屈曲部分などが剥がれる可能性があるんです。

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なのでBROSENTには『染替えた靴の染直し』なんて依頼も結構ございます。
ただこれ一度塗られた≪顔料≫を落とさなければならないので、ちょいと面倒です。


同じように元々≪顔料≫で仕上げられている靴、実は皆さんが思っているより多いです。
先ほど書いた様に≪顔料≫はペンキのようなものです。
革の表面はプラスチックのようなノッペリとした顔つきになってしまいます。
あまり高級感はありませんね。。。(;^_^A
ではなぜこのような仕上げをするのでしょうか?
≪顔料≫仕上げの革は、ペンキを塗った板と同じです。
木目も何もあったもんじゃありませんよね?
例えば高級寿司屋さんのカウンターにある綺麗な1枚板のカウンター。
あれって綺麗ですよね。
木目が綺麗じゃないとあんなカウンターは作れません。
想像してみて下さい。
高級寿司屋さんに行って座ってみたら、木目が汚い板に茶色のペンキを塗ったカウンターだったら。。。私なら引きます。。。
要は元の革質を誤魔化すためにやっているんですね。

ですが、BROSENTの手にかかれば!

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こちらは典型的な≪顔料≫仕上げの靴です。
≪顔料≫仕上げの靴は≪顔料≫が邪魔して≪染料≫が染み込みません。
なので一度≪顔料≫を徹底的に落とします。
その後≪染料≫を使い革の内部まで染めていくと。。。

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革本来の顔が表に出てきました!!
毛穴とかもきちんとあるのが分かるでしょうか?
こうなると使い込んだ時に味が出てきます。
≪顔料≫仕上げの靴は。。。『単にしわが入った古い靴』にしかなりません。

『染替えは色が変わるだけじゃない!』の1つ目は、『革が本来の味を取り戻すが出来る!』です。


次はこちらのお靴をご覧ください。

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大分お疲れのご様子です。。。(T_T)
表面も油分が抜けてもカサカサです!!

で~す~が~!!
BROSENTの染替えの手にかかると!!

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当然履きじわは残りますが、表面的にはほぼ新品に戻ります!!
実はこれ訳がありまして、≪染料≫で仕上げる場合中までしっかり入るように表面を一旦荒らします。
その後しっかり≪染料≫で染めて、最後に表面を改めて整えるのです。
その為見た目がこのように綺麗な状態に戻ってくれるのです。
まさに復活!!と言ったところでしょうか。

2番目の『染替えは色が変わるだけじゃない!』は、『古くなった靴が復活する!』です。


最後はこちら。

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大分汚れが目立ちますね~。
上のお靴はライトブラウンなので履きじわの汚れが目立ちますし、こなると完全に除去するのは大変です。
下のお靴は染みです!!
落せる場合もありますが、染みの成分によっては困難な場合もあります。

そんな時は!!

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染めちゃえ!!です。
濃い色に仕上げる事で汚れや染みを目立たなくしちゃう、と言う裏技です。
発想の転換ですね。。。(;^_^A

3番目の『染替えは色が変わるだけじゃない!』は、『汚れや染みを誤魔化せる』でした。


このように色を変えるだけでなく様々な効果をもたらせることが出来るBROSENTの染替え。
悩んでいる靴がありました是非一度ご相談ください!!


by brosent | 2019-11-10 19:19 | ビジネスファッション

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こんにちは、BROSENTの清水です。
先日東上野にある爬虫類高級皮革材料店(長い!)、成田商店さんにお邪魔してきました!
成田商店さんはクロコやリザードなどエキゾチックレザーに特化した革屋さんで、BROSENTでも以前お世話になったことがあります。
今回もちょっと欲しい革があったので伺ってみました!!

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先日こんな感じの靴のご注文を頂きました。

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フェイシング=レースステイ部分にご注目下さい。

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靴好き垂涎のエキゾチックレザー、リザード=トカゲです!!
全体をリザードにするとお下品になりかねませんが、この部分をリザードにすると落ち着いた感じに見え、更にグンと高級感が出ます!
因みにこの革は。。。

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こんな感じです。
ですが今回ご注文いただいたお客様のご要望は『もう少し腑が大きいのが欲しい』とのことでした。
≪腑≫とはお腹とか内臓の事ですが、爬虫類革の柄の事も指します。
この≪腑≫がもう少し大きい物が欲しいとのご要望だったのです。

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BLACKなら在庫があったんんですが、DARK BROWNが無かったので、再び成田商店さんへお邪魔してきました。
社内にはクロコやアリゲーターを筆頭にリザード、シャーク、オーストリッチなど所狭しと並んでおります。

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エキゾチックレザー好きの私としてはまさに天国!!
大人買いして~!!( ノД`)シクシク…

と言う訳で、本日の戦利品は。。。

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今回のお客様のご要望DARK BROWNのリザードです。
それとついでに。。。

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クラストと言われる無色のリザードです。
フリーカラーシステムに使用するので、赤でも青でも紫でもドンと来いです!!
ご要望通りに染めさせていただきます。

と言う訳でリザード以外でも、持っていない革があればお探ししますので、是非一度ご相談ください!!

by brosent | 2019-11-03 18:17 | ビジネスファッション