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タグ:目黒 靴磨き ( 39 ) タグの人気記事

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こんにちは、BROSENTの清水です。
靴好きが大好きなハイシャイン。
つま先や踵をピッカピカにするあれです。
ですがあれ決して革に良いものではありません。
ワックスで毛穴を塞いでしまうので、革が呼吸できなくなるんですね。
また乾燥の原因にもなります。
本来はパーティーに出る時などにやる仕様なのですが、最近の日本ではずっとやっている方が多く、革にとっては軽く虐待の様相を呈しております。
たまにはワックスを除去して、栄養を与えてあげる事が必要です。
ですがバッチリ施されたワックスを除去するのって意外と大変です。
皆さん苦労されているようですね。
そんな時は!

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ばっちりハイシャインされている靴。
見た目とっても綺麗です。

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ですがたまには除去してあげないと革に悪いですし。。。

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割れてしまう事もあります。
そんな時皆さんどうやってますか?
汚れ落し?クリーム?更には叩き割るなんて過激な方法もなくはありません。
ですがこの道25年のベテラン、本間先生がとんでもない落し方を教えてくれました!

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用意するのはこちらのスプレーです。
何のスプレーかは申し訳ありませんが書けません。
何故かと言うと、これ本来の用途じゃないんです。。。(;^_^A
なのでメーカーさんにご迷惑がかかるので、書けないんです。。。
ただお店に来て頂ければ本間先生がこっそり教えてくれるので、宜しければ聞きに来てくださいm(__)m
『じゃあ書くなよ!』と言われそうですが、『こんな簡単な方法が存在してるんだよ!』と言う事実を知って頂きたいので書いた次第でございます。

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まずはこのスプレーを布に取ります。
直接スプレーしても良いそうです。

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でワックスを除去していきます。

以上です。
綺麗に取れましたね。
この間何と衝撃の20秒です(@ ̄□ ̄@;)!!
今までごしごしやっていたのは何だったんでしょう!?

とこんな簡単な方法があること知っておいてください。
そしてたまにはワックスを除去して革を解放してあげて下さいね。

YouTubeに動画もアップしてありますので、是非ご覧ください!





by brosent | 2019-05-12 18:45 | 革靴

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こんにちは、BROSENTの清水です。
昨日BROSENTになかなか難儀なメンテナンスが持ち込まれました。
ガラス革の補修メンテナンスです!!
さぁベテラン職人本間君、上手く直せるでしょうか!?


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皆さん、ガラス革と言う革をご存知でしょうか?
恐らくご存じなくても見たことはあると思います。
簡単に言うと革の表面にバフ(軽く削ること)をかけ、合成樹脂を吹き付けた革の事を言います。
仕上に一手間かかりますが、キズなどを無視して革全体を無駄なく使えると言ったメリットがあります。
革本来の味は出にくくなりますが、コストを抑えることが出来ます。
見た目は革本来の感じとちょっと異なり、ピカピカした感じです。
大体の場合樹脂の上に顔料(ペンキに様な上に乗せる染料)をかけてあります。
比較的メンテナンスが楽(クリームがほとんど浸透しないので、ほとんどメンテナンスフリーです)な素材なのですが、削れてしまった場合まず素人の方では修復できないと言ったデメリットもあります。
今回はそんな靴がBROSENTにやって来ました!!
こちらです!

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この角度からだと分かりづらいので、別の角度から見てみましょう。


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つま先、やっちゃいましたね~!!
見事に削れちゃってます!!(T_T)

さて、これを見事に修復出来るんでしょうか!?
見てみましょう!

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本間先生まずトゥキャップ部分の樹脂を剥がしにかかりました!!
『こうなったら削れた部分だけカバーしても逆に目立っちゃうんで、一旦全部落としちゃいます』だそうです。


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落し終わりました。
今回は樹脂までは削れていないので、表面の顔料だけを除去した状態です。

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続いてトゥの修復に入るのですが、今回ヴァンプ(甲部)はそれほど損傷がないので、染料が付かない様にマスキングテープを貼って防御します。


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いよいよ修復作業に入ります。
樹脂には樹脂で、と言う事で樹脂系の染料を吹き付けていきます。
この段階ではヴァンプと同色系の色を使っている様です。
表面の様子を見ながらこれを何回か繰り返します。
途中『乗らねぇな~』と言ってました。。。(笑)

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何かかけてました。
この辺の臨機応変さは経験値が物を言います。
ただ光らせるだけの職人さんとは訳が違います。
『光らせるだけなら誰でもちょっと練習すれば出来るんですよ。特に最近は顔料系の靴が多いんで、大した練習もいらないですし。。。』とは先生の弁です。
さすが世の靴磨き職人と言われている方達に、長年靴磨きを教えてきただけの事はあります!!


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先生続いて元の雰囲気を出すため黒の染料を吹き付けました。
ちょっとずつ、ちょっとずつ調整して。。。


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こんな感じなりました。
この後クリームでちょっと調整して完成です!!
ではBefore&Afterで見てみましょう!!


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如何でしょうか!?
ほぼ復活と言って良いのではないでしょうか!!
元々メンテナンス用品を広める仕事をしていただけに、様々なメンテナンス道具を駆使することが出来る本間先生ならではの凄技です!!
もちろん出来る事、出来ない事はありますが、諦める前に一度先生に相談してみては如何でしょうか!?
何とかなるかもしれませんよ!!

ではでは!!


by brosent | 2019-04-14 18:06 | 革靴

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こんにちは、BROSENTの清水です。
本日は靴磨きの新定番となるべき新しい磨き方法をご紹介致します。
【誰でも】【簡単に】しかも【靴に良い】磨き方法です!
是非ご覧になって、実際にやってみて下さい!!

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皆さん≪ハイシャイン≫と言う言葉はご存知ですか?
つま先をピッカピカにするあれです。
最近では顔料仕上げのおかげでちょっと練習すれば出来るようになるんですが、やはり一部のコアなファンの物の様です。
何せ削れたりするので維持が大変だったり、本来はフォーマル仕様なのでちょっとトゥーマッチ感が否めません。
外人さんから見たら会社にタキシードで行くようなものですから。。。(;^_^A
ですがやはり靴は綺麗にしておきたいもの。
そこで本日は【誰でも】【簡単に】しかも【靴に良い】新しい靴磨きの方法≪ハンドポリッシュ≫をご紹介したいと思います。

まずは、何もやっていない状態の靴をご覧ください。

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≪ハイシャイン≫がかけてあったんですが、削れたのと飽きてきた、と言う事で思い切ってスッピンにしてみました。
アップにするとこんな感じです。

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では始めてみましょう。
まずはクリームを用意して下さい。

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用意するクリームがロウ分の強い物がお勧めです。
BROSENTでも扱っている≪ENGLISH GUILD(イングリッシュ・ギルド)≫のクリームはこの≪ハンド・ポリッシュ≫に最適な逸品です。

これを靴全体に塗っていきます。

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この段階ではまだ≪ハンドポリッシュ≫自体は始まっていません。
あくまで下地作りです。

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続いてブラシで慣らしつつ、不要なクリームを除去します。

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グローブなどで更に不要なクリームを除去し、光沢を出します。

ここまでが下準備です。
と言うか普通のメンテナンスですね。
通常はここまででもOKです。
ここから更にトゥを光らせたい場合に≪ハンドポリッシュ≫を行います。

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指先にちょっとだけクリームを付けます。

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でトゥに塗っていきます。
この時のコツは『力を入れない』『クリームを付け過ぎないこと』こと。
軽く触れる程度の力で十分です。
またこの1回目はキャップ全体にやって下さい。

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塗り始めはクリームのせいで指が靴に引っかかる感じがしますが、しつこくやっていくと抵抗感が無くなってきます。

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するとこんな感じなっているはずです。
この段階でもキャップ上の甲部の革と比べ光沢が出ているのが分かると思います。

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更に同じことを繰り返します。
2回目以降はキャップ全体ではなく、キャップの前半分位のみにクリームを入れていきます。
こうすることで光沢のグラデーションが出来、綺麗に仕上がります。

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たまに指の引っ掛かりが無くならなくなる時があります。
そんな時は。。。


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一度指を一度布などで綺麗にして、再度行ってください。

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今回は3回これを繰り返しました。
クリームの線が付かなくなるくらいまでやりましょう。
で完成したのがこちら!!

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何もやっていない状態と比較してみましょう。

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良い感じじゃないですか?
これ見よがしではない適度な光沢感が≪ハンドポリッシュ≫の魅力です。
また皮革の毛穴を完全に塞がないので、革本体に優しいのも特徴と言えます。
クリームと指さえあれば誰にでも出来る画期的な仕上げ方法ですね!!

【誰でも】【簡単に】しかも【靴に良い】磨き方法、その名も≪ハンドポリッシュ≫!!
ぜひ皆さんも普段の靴磨きにやってみて下さい!!

by brosent | 2019-04-07 19:15 | 革靴

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こんにちは、BROSENTの清水です。
ある日≪ALDEN(オールデン)≫をお持込いただいたお客様にこう言いわれました。
『汚くなった上にサイズも合わないんで、捨てようか迷ってるんですけど、こうなっても何とかなるもんですか?』と。
靴磨きの先生級の職人さん、一流職人が揃った提携の修理工房、そして私(?)が揃ったBROSENTに出来ないことなどありましょうか!?(笑)
『やってみましょうじゃありませんか!!』と言う事で早速相談に入りました。


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お客様のご要望は『履けるんだったら是非やりたいが、費用はなるべく抑えたい』とのこと。
かりこまりました!

まず状態のチェックからです。

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アッパーの状態は。。。
コードヴァンは元々大きく皺が入る傾向がある上に、ブカブカで履かれていたせいでかなり深い履きじわが入っています。
またあまりお手入れをしていなかったと言う事で、汚れや傷が目立ちます。
ここは私と本間君ので出番です。

インソール加工で履ける状態に持っていき、アッパーのメンテナンスを行う事にしました。
費用は。。。

インソール加工       4,000円+TAX ※インソール2セット使用
コードヴァンメンテナンス  2,000円+TAX ※汚れ落し、補色&保湿、ソール&コバのメンテナンス

あと、アッパーのステッチが切れています。


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履き続けるならこれは直さないと流石にマズそうです。。。(-_-;)

ステッチ補修 3,000円+TAX


続いて底周りを見てみましょう。

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ヒールが大分減ってきているようです。
これは変えましょう。

ヒール交換 6,000円+TAX

ハーフラバーが貼ってありますが、これが剥がれており、もう限界です。
本当はオールソールをした方が良いほどソールが減ってきていますが、コストの事を考えて、今回はハーフラバーを新しくすることで、応急処置とすることにしました。


ハーフラバー 3,500円+TAX


自転車に乗るのでしょうか?
ヒールとハーフラバーの間が削れてしまっています。
また横から見て頂くと分かる通りコバ周りも大分削れてしまっています。
この辺りはコードヴァンのメンテナンスに料金は含まれるので無料となります。


さて、全ての作業が完了いたしました。。
ではどんな感じで復活したかBefore&Afterで比べてみましょう!!
まずは上から。

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だいぶ綺麗になったと思いませんか?
白っぽくなっていたアッパーの黒が深い本来の黒に戻りました。
BROSENTならいざとなった染め直す手もございます!
トゥはほんのりポリッシュを入れてみました。
もちろんステッチもバッチリ直っています!!

続いては横から。
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これは違い分かりやすいですね。
新品とは言えないまでもかなり復活したと思います。
コバを綺麗にすると靴全体も綺麗に見えるので、しっかりお手入れすることをお勧めします。
やり方は簡単!
アッパーにクリームを塗る時に横も一緒に塗っちゃえば良いんです!!

最後に底面を。

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減っていたヒール、剥がれていたハーフラバーも復活!
削れていた間部分も色と入れて目立たなくしました!!

これにいつものサイズ調整を加えて、無事レギュラーとして復活いたしました!!

『次ヒールを交換する辺りでオールソール交換を検討しましょう!アッパーはまだまだ大丈夫なんで』と言う事で、今回はオールデンの復活劇場でした!!
諦める前にプロのメンテナンス、プロの修理、プロのサイズ調整を提供できるBROSENTにぜひご相談ください!!


by brosent | 2019-03-17 18:25 | 靴修理

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こんにちは、BROSENTの清水です。
毎日ジメジメしてて嫌な感じですよね~!(T_T)
雨が降らなければ降らないで水不足になりますし、ある程度は降ってくれないと困るには困るんですが。。。
とにもかくにも革靴好きにとっては悩ましい季節である事には変わりないでしょう。
と言う事で本日は雨に強いことが大分皆様に浸透してきたスエードのお話です。

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当ブログをご覧の方ならスエードが雨に強い事、そして何故に雨に強いかはご存知だと思います。
え?知らない?
では先にこちらをご覧ください。


さて、BROSENTでは現在4種類のスエードのご用意しております。
値段の高い順に。。。

1)KUDO REVERSE/CHARLES・F・STEAD(英)
2)SUPER BUCK/CHARLES・F・STEAD(英)
3)OTTER PROOF/SCIARADA(伊)
4)SILKYNAP(日)

でございます。
今回はこの4種類に加え昨日完売してしまったREPELLO CALF/CHARLES・F・STEAD(英)を加えて、毛並み=見た目や、撥水性=実用性などのクウォリティを比較してみました!!

まずは毛並みの美しさから行ってみましょう!!

エントリー1番、KUDO REVERSE選手から!

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そもそも牛じゃない所から若干反則気味のこのKUDO REVERSE。
動物自体が希少種なのでお値段も高いに決まってます。
ですがそれだけが高い理由ではありません。
見て下さい!
このきめの細かさ!!
そしてこの革厚い上に、柔らかいんです!
つまりは丈夫で履きやすいと言う事です。
恐るべし、KUDO REVERSE選手!!

続いてはエントリー2番、SUPER BUCK選手の登場です。

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流石牛さんスエードの最高峰と言われるだけの事はあります。
毛並みの美しさは半端じゃありません!!
靴にすると相当上品な仕上がりになると思われます。
個人的にはかなり好きな部類に入ります。。。

続いては惜しくも日本の代理店さんが辞めてしまって手に入らなくなったREPELLO CALF選手です。

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前出のKUDO REVERSE選手やSUPER BUCK選手に比べるとやや劣りますが、悪くありません。
流石スエードの名門英国CHARLES・F・STEADを代表する逸品です。
英国スエードの標準と言ったところでしょうか?

続いてはお国変わってイタリアを代表するスエード、SCIARADA社のOTTER PROOF選手です。

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こちらもKUDO REVERSE選手やSUPER BUCK選手にはやや劣りそうです。
REPELLO CALFと同等レベルでしょう。
海外のやや高めのメーカーが使っている理由が良く分かります。

最後は唯一の日本からのエントリー、SILKYNAP選手の登場です。

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う~ん、流石に海外の一流素材の中に混じると差が出ますね~。。。
しかし国産ではかなり優秀な素材に入ることは間違いないです。
Jリーグとプレミアリーグ、セリエAとの違い、と言ったところでしょうか?

まとめると。。。

KUDO REVERSE/CHARLES・F・STEAD(英)  Aランク
SUPER BUCK/CHARLES・F・STEAD(英) Sランク  
REPELLO SUEDE/CHARLES・F・STEAD(英)  Bランク
OTTER PROOF/SCIARADA(伊) Bランク
SILKYNAP(日)           Cランク



さて毛並み部門に続いて、皆さん注目の撥水性テストの方に!と行きたいところですが、本日はここまで!
次回『スエード徹底調査Vol2~撥水性編』を楽しみにお待ちください!!



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by brosent | 2019-01-27 18:28 | 革靴

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こんにちは、BROSENTの清水です。
黒靴派の私はもう10年以上茶系の靴を購入していません。
服もほぼ黒、グレー、ネイビー、ホワイトなので全く問題ありません。
でしたが!多くのテーラーさんとお取引をさせて頂いている間に、『どうにも茶系の方が合うな、この服は』と言う事がちらほら出てきました。
『でもまた履かなくなるかもしれないから作るのはもったいないな~。。。(-_-;)』と思っていましたが、ふとある事を思い出しました。
あの靴使えるかも!!

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今を遡る事10年ほど前、当時私が働いていた靴屋さんで、スペインのCARMINAと言うブランドでトランクショーを開催しました。
その際当時同ブランドのパリ店の店長ミゲール・フォントさんと言うパリでもちょっと有名なパティーヌの達人と言われていた方を日本にお呼びしたんです。
一緒に食事したり、オフの日には観光に連れて行ったりと色々とお世話しました。
で、数か月後仕事でパリ店を訪問した際ミゲールが『日本に行った時はお世話になったね。ありがとう。』と言う事で贈り物をくれました。
それがこちらです!!

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開けた瞬間目が点。。。
『。。。何か凄いね、これ。。。で、何でこの色なの?』と聞いたら、『トマシート(当時私はスペイン人にはトマシート、イタリア人にはトマジーノと呼ばれていました。≪小さいトム≫と言う意味らしいです。私名前朝義(ともよし)と言うので。。。(-_-;))のイメージで作ってみたんだ!』とのこと。
『あ、あ、そう。。。ありがとう。。。(どんなイメージだ!?)』
ミゲールさん曰く、うおおおおおぉぉぉぉ!!と言うイメージらしいです。。。(-_-;)
そんなこんなで大変ありがたく頂いた訳ですが、当時はもうMr.Blackになっていた私には履く機会もあまりなく、下駄箱の肥やしになっておりました。
ですがここにきてちょっと茶系の靴の方が合いそうな服が少し増えてきたので、この靴が10年ぶりに日の目を見ることになりそうです!!
ちょっと見てみましょうか。

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トゥの黒に近いボルドーから始まって、ヴァンプ(甲部)は薄い赤に、レースステイから後はパープルになっています。
横から見るとこんな感じです。


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横から見た方が綺麗ですかね?
いませんよ、こんな靴履いている人。。。
ですが赤、紫系は茶系の仲間です。
きっと茶靴の代用として頑張ってくれるはずです!!

で、この靴を店に持って来た時のこと。。。

本間『またどえらいの持って来ましたね。。。』
清水『茶靴の代用にしようと思ってな』
本間『なるほど。でも気を使た方が良いですよ。多分履いているとヴァンプ部分辺りは色抜けますから』
清水『そうなの?』
本間『これ僕と同じやり方でやってましたけど(実は当時のオーダー会、本間君も別の取引先として参加してたんで、見てるんです)、これだけ染料が薄いと色抜けします。一時のものですよ』
清水『あ、そうか。向こうでもパーティーに行く時とかにパティーヌするって言ってたわ。つまりずっとこれ、って事じゃないんだな?』
本間『そう言う事です。これは一時用です。あと、こういう染めの方が実は簡単です。言い方悪いですが、適当で良いんで』
清水『適当なのか!?』
本間『言い方が悪かったですね。。。こういう感じでムラ感が強い方がやりやすいんですよ。むしろ。。。』

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本間『こんな感じでムラ感を出さない方が面倒なんですよ。天然のものを染める訳ですから、どうしてもムラ感が出やすいんです』
清水『なるほどね~』

と、実際にやっている職人さんならではですね。
皆さんも時と場合を考えて、お洒落なシューズライフをお送りください!!
最後に当時イベントに参加していた若き日の本間君をご覧ください。
プププ。。。(≧◇≦)


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by brosent | 2019-01-06 18:42 | 革靴

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こんにちは、BROSENTの清水です。
皆さん、靴は大事になさっていますか?
良い素材を使って、しっかり作られた靴はお手入れ次第でかなり長い間履くことが出来ます。
『安価な靴を何足も買い替えるほど私はお金持ちではありません』って言ったのはウィンザー公だったかな?
ともかく良い靴を長く履く事方が経済的にもお得で、身体にもよい事は間違いありません。
良い靴は履いていく内に履く人の足に馴染み、履き始めた頃と比べ格段に履き心地が良くなってきます。
このように長く履くことが出来る靴を指して『経年変化が楽しめる』みたいなことを良く言います。
この言葉が曲者です!!
単にボロくなった靴も『経年変化が美しい』なんて言われたら『そ、そうかな?』と思ってしまいます。
経年変化の美しい、美しくないには答えはありません。
モナリザが美人に見えるか、見えないか、と一緒です。

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と言う訳で本日は私なりに≪美しい経年変化≫について考察してみたいと思います。

美しい経年変化に最も必要な事、それは。。。正しいフィッティングです!!
ビックリしました?『素材だろ!!』って思った方も多いと思います
でも一番大事なのはフィッティングなんです。
何故か?
正しいフィッティングが美しい履きじわを生むからです。
図で説明すると。。。


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上が正しいフィッティングで、下が間違ったフィッティングです。
上は足の甲と靴の甲に隙間がありません。
一方下には大きな隙間(黄色い矢印)があります。
革は曲がれば皺が出来ます。
上のジャストフィットの場合皺は浅い綺麗な物になります。
下のように隙間が空いていると、その隙間が全て皺となってしまうので、深く醜い皺になってしまいます。
こんな感じです。


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一目瞭然ですね。
ジャストサイズの皺の方が浅くきれいなのが分かると思います。

次に必要なのが、当然ですが素材です。
個人的にはカーフが一番きれいだと思います。
先の写真のように細かいしわが入るからです。
しかし同じカーフでも白などの顔料で仕上げたものになると。。。

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顔料仕上は革の上にペイントをかけた状態なので、革本体ではなくペイントに皺が入ったような見た目になるので私はあまり綺麗だとは思いません。。。(;^_^A
そしてもう一つ。
人気素材コードヴァンです。


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コードヴァンは大きな皺が入る特徴があります。
ジャストサイズで履いてもです。
これを良いと思われる方も多いでしょう。
ですが私の理論で言うとアウトなんです。。。ですから私はコードヴァン自体があまり好きではありません。
元々が作業靴用の革ですからドレッシーさ、エレガントさにも欠けますし。。

と言う事で私的最強は『ジャストサイズで履く、良いカーフに革の風合いを残した自然な仕上を施した靴』です!!


と色々な経年変化を見てきました。
『茶色の良い革だから経年変化が楽しめる』ハッキリ言って妄想です。
もしくは美的感覚がおかしいかです。
もちろん冒頭にも書きましたが、これは感覚の問題なので人それぞれなんですが。。。(-_-;)
でもジャストサイズが一番良い事はお分かりいただけたと思います。
オーダーで、サイズ調整で、BROSENTはジャストサイズに拘って運営していますので、何かお困りのことがあったら是非ご相談ください!!



by brosent | 2018-10-21 18:50 | 革靴

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こんにちは、BROSENTの清水です。

ある日お客様の依頼で本間君がスエードのメンテナンスを行っていました。

清水『あ、そう言えば履いてない靴で左右の毛羽立ちが違うのがあるんだけど、ついでにやってくれない?』
本間『忙しいんで自分でやって下さい。。。嘘です。良いですよ』

良い人だ~、本間君!(T_T)(T_T)(T_T)

と言う訳でやっていただきました。

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この靴前職時代に作ったハンドソーンのシングルダブルモンク
以前こちらのコラムでもご紹介した北の巨人・浜野君に作って頂いたものです。
アッパーはC.F.Stead社のリペロカーフを使用しています。
抜群に履きやすくて、結構ヘビーローテーションで履いていたんですが、どうも左右の毛羽立ちに差が出てきてしまい、最近履いておりませんでした。。。(-_-;)


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色は補色すればどうにでもなるんですが、毛羽立ちが如何ともしがたい感じです。
右は色こそ薄くなっていますが、左は少し毛羽立ちが激しくなってきております。
これを何とかしたい!先生お願いします!

先生外へ出ていきます。
お!久々にあれか!?

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出た~!!
久々のフランベです!!
これ毛羽立ちを無くす大技です!!
タイミングなどのコツがあり、私など失敗が怖くて出来ません!!(゚Д゚;)
ですが本間先生躊躇なし。
見事に燃えております!!

で、仕上がりました!!

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見後に毛羽立ちが抑えられております!
毛羽立ちが無くなると発色に綺麗になりますね。
本間君ありがと~!!\(T_T)/


動画も上げておきますので是非ご覧ください!!




良い子は決して真似しないで下さい!!
失敗しても責任は取れませんよ~!!


≪スエードのメンテナンス≫
2,700円(税込)~
※ブーツは+216円(税込)


2018年2月4日掲載


by brosent | 2018-09-22 18:03 | 革靴

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こんにちは、BROSENTの清水です。
お店で働いていると、時々修理をお持込のお客様に『私の靴の減り方変ですか?』と聞かれることがあります。
人にはそれぞれ歩く時に癖があります。
変とか変じゃないとかではないのでご安心ください。
ただ歩き方の癖によって靴の消耗か所は変わって来るので、その対処方法を知っておくと良いと思います。
今日は歩き方別で見る靴の修理についてのお話です。

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今回は歩き方を大きく3つに分けたいと思います。
まずは、これが一番多いかな?
名付けて≪男歩きタイプ≫です。
歩く際踵が一番最初に着地する方がこのタイプです。
ちょっと言い方は悪いですが、昔のヤンキーのような歩き方をするとこのようになります。
このタイプの方はまず最初に踵が減ってきます。

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交換の目安は、まずは黄色線です。
ここまでで交換するとトップリフト(化粧)と言われる一番下のパーツの交換だけで済みます。
費用は両足で3,500円+TAX~で済みます。
それを越してしまった場合はヒール全体の交換となります。
この費用は6,000円+TAX~となるので、なるべく黄色線以内で直すことをお勧めいたします。
因みに赤色線も超えてしまうと直せなくなる可能性もあるのでご注意ください。

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パーツの基本はレザー&ラバーか、ラバーとなります。
減りに関してはレザー&ラバーも減る箇所はラバーとなっているので、それほど大差は有りません。
写真のパーツ以外にも多数ご用意していますので、お好みや用途によってお選びください。

続いては≪アスリートタイプ≫です。
スポーツをやっていて蹴り足が強い方や、早歩きの方の場合つま先が先に減ってきます。

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交換の目安は赤破線です。
これを超えないように注意して下さい。
直す場合はレザー、ゴム、スチールなどで補強を行います。

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それぞれ短所と長所があるので簡単に書いておきます。

レザー  長:見た目が良い(目立ちにくい) 短:減りが比較的早い
ゴム   長:減りが比較的遅い 短:見た目が安っぽい。価格が安い
スチール 長:減りが遅い 短:カチカチ音がする。減ってきた状態で付けると取れやすい


最後は≪モデルタイプ≫です。
モデルさんのように綺麗に歩くとソールの真ん中あたりが先に地面に接します。
その為ソール真ん中に一番最初にダメージが現れます。
見た目が美しいこの歩き方が皮肉にも靴の寿命を短くします。
かかとやつま先は交換や補修が出来ますが、ソールに直接ダメージが来るのでいきなりオールソール交換になってしまうのです。

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製法によっては上の写真のように穴が開いても修理自体は可能ですが、オールソール交換になってしまいます。
オールソール交換は回数に限界がある為出来たら先延ばしにしたいところです。
で、事前にやっておくと便利なのがハーフラバーです。
これを貼れば減って来たらこのラバーさえ交換すればソールに直接ダメージがいかないからです。

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こちらも形状やカラーなど豊富にご用意しているので、お好みの中からお選びいただけます。
費用は3,500円+TAX~となります。

ともかく面倒ですがこまめな修理がコストをかけず寿命を長持ちさせる秘訣ですので、ぜひ覚えておいてください!!



2018年1月12日掲載

by brosent | 2018-08-26 18:43 | 革靴

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こんにちは、BROSENTの清水です。
本格派レザーシューズのオーダーをメインと売るBROSENTですが、お修理やメンテナンスに関してはどんなお靴でも持込OKです。
先日は珍しくムートンブーツで有名なオーストラリアのUGG(アグ)の修理とメンテナンスのご依頼がありました。。。

この時期特に女性の皆さんの間では定番アイテムとなっているUGG(アグ)。
でも汚くなっちゃったり、底が減ってきてしまったりした時にどこへ持って行って良いか分からない方がいらっしゃると思います。
そんな時はBROSENT!!
オーダー靴を作る本格派靴屋と言う一面の他に、革靴の相談なら何でもござれの町の靴屋さんの一面もあるのです。

さてそのUGG(アグ)君、お店に来た時はこんな状態でした。

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アッパーはオイルヌバックです。
ヌバックとは革の表面にバフ(擦って表面を起毛させること)をかけた素材です。
見た目スエード(革の裏側)に似ていますが、あくまで表革です。
それにオイルを染込ませたものをオイルヌバックと言います。
ちょっとワイルドな雰囲気で、キズや水に強いと言った特徴があります。

ですがこのUGG(アグ)君はちょっとオイルが抜けてカサカサ状態でした。

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そこで油分を補給し、革全体に栄養を与えました。
すると。。。


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新品同様に戻りました!
先ほども書きましたがオイルヌバックはキズに強いんですが、キズが目立つと言った弱点もあります。
ですが油分を足すことによってこのキズは消すことが出来るんです!

それとこの子ソールも大分減ってきていました。

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当然純正の底材はないので、今回はイタリア・ヴィブラム社のCasualと言う部材に交換してみました。

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これでほぼ復活です!!
こんな感じです。

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私たちの基本スタンスは『喜んでもらう』ことです。
喜んでもらう術として革靴が得意なんで革靴を扱っているだけです。
革靴で困ったことがあったら、取敢えず諦めないで町の靴屋、BROSENTにご相談ください。


【追記】
と、色々な所に書いたり言ったりしていたら、最近『他所で断られたんですけど。。。』とか、同業者さんから『お預かりしたんですが、うちではどうにもならなくて。。。』と言う依頼がよく来るようになりました。
さすがに最終的に持ち込まれるだけあって、強敵、難敵揃いです。。。
ありがたいやら、大変やらな毎日を送っていたりします。。。(;^_^A
でも頑張ろ!!



2017年12月8日掲載



by brosent | 2018-08-12 19:04 | 革靴